マウスピース矯正とブラケット矯正は何が違いますか?

マウスピース矯正は、自分で着脱する透明な装置を段階ごとに交換しながら歯を動かし、ブラケット矯正は、歯に付けたブラケットとワイヤーで24時間力をかけます。この違いから、それぞれのメリットとデメリットが生まれます。

項目マウスピース矯正ブラケット矯正
目立ちやすさ近くで見ないとわからない程度メタルはよく見え、セラミックは目立ちにくい
着脱食事・歯みがきのときに外す外せない
食事外して食べればほぼ制限なし硬いもの・粘着性のあるものに注意
歯みがき外していつも通り矯正用歯ブラシ・歯間ブラシが必要
結果を左右するもの1日20〜22時間の装着装置が外れないように管理
通院間隔通常6〜10週通常4〜6週

マウスピース矯正はブラケットより効果が弱いですか?

弱いというより、得意な動きが違います。歯を傾けて整えたり小さなすき間を閉じたりすることはマウスピース矯正も得意ですが、歯を根ごと遠くへ動かす移動はブラケットのほうが確実です。

  • マウスピース矯正が向いている場合:軽い八重歯、前歯のねじれ、小さなすき間、矯正後に少し後戻りした場合
  • ブラケットが向いている場合:抜歯してスペースを閉じる矯正、丸い歯(犬歯・小臼歯)を大きく回転させる場合、歯を上下に大きく動かす場合

そのため私は「どちらが良いか」より「自分の歯がどんな動きをする必要があるか」をまず確認します。抜歯するかどうかについては矯正で抜歯する理由をご参照ください。

マウスピース矯正のデメリットは何ですか?

最大のデメリットは、結果が装着習慣に左右されることです。外している時間が長くなると歯が計画どおりに動かず、装置を再設計するために期間が延びます。

  • 装置を紛失したり、破損したりすることがあります。
  • 水以外は装置を外して飲む必要があり、手間がかかります。
  • 歯に付けるアタッチメント(小さなレジンの突起)が、近くでは見えることがあります。

ブラケット矯正のデメリットは何ですか?

ブラケット矯正のデメリットはケアです。ブラケットの周りに食べかすや歯垢が残りやすく、歯みがきが不十分だと歯の表面に白い斑点(脱灰、エナメル質が弱くなった跡)やむし歯ができることがあります。

最初の数週間はブラケットで口の中がこすれて口内炎ができることもあり、硬いものを噛んでブラケットが外れることもあります。ワイヤーを調整した後の2〜3日は、鈍い痛みを感じることがよくあります。

矯正期間はどちらが短いですか?

同じ難易度であれば、期間はたいてい同程度です。軽い歯並びの矯正はどちらの方法も6〜12か月、噛み合わせ全体を変える矯正は1年半〜2年半前後です。期間を決めるのは装置の種類よりも、移動距離と抜歯の有無、そして患者さんの協力度です。

マウスピース矯正は装着時間が足りないと期間が延び、ブラケット矯正はブラケットがよく外れると期間が延びます。結局どちらの場合も、自分の生活の中で守りやすい方法を選ぶことが、期間を守る方法です。

ウォンジン歯科ではこのように進めます

ウォンジン歯科では3つの方法すべてを行っています。マウスピース矯正(セラフィン)、セルフライゲーションブラケットを使う全体矯正(クリッピーC)、前歯中心の部分矯正(MTA)です。矯正診断の後、どの方法が合っているかを理由とともにお伝えします。

セルフライゲーションブラケットが一般的なブラケットと何が違うかは、セルフライゲーションブラケットが一般的な矯正と違う理由に別途まとめました。

よくある質問

マウスピース矯正とブラケットを組み合わせることもありますか?

あります。大きな移動をまずブラケットで行い、仕上げをマウスピース矯正で行ったり、一部の歯にだけ補助装置を付けたりする方法です。2つの方法の長所を使い分ける計画なので、診断の際に可能かどうかお尋ねください。

セラミックブラケットなら、マウスピース矯正のように目立ちませんか?

メタルよりはずっと目立ちにくいですが、近くではブラケットの形とワイヤーが見えます。写真撮影や人前で話す機会が多く、装置が見えるのが気になるならマウスピース矯正が楽で、装着時間の管理が負担ならセラミックブラケットが現実的です。

中高生もマウスピース矯正ができますか?

永久歯がほぼ生えそろった後であれば可能です。ただし装着時間を自分で守る必要があるため、保護者と一緒に管理できるかどうかが、装置の種類より重要です。