前歯はなぜすき間ができるの?

歯の幅が小さい、歯の間が開いている、ほかの歯が抜けて押された、というケースがよくあります。真ん中の前歯の間のすき間を正中離開といい、思ったより多く見られ、原因もさまざまです。

  • 歯の幅が小さくスペースが余っている(矮小歯)
  • 幅は十分なのに歯の間が開いている
  • 奥歯が抜けたり歯ぐきが弱くなったりして前歯が押された

奥歯が抜けて前歯が押された場合は、前歯だけを埋めても同じ力がまたかかります。なぜすき間ができたのかを先に診ます。

抜けた奥歯や歯周病のように原因が前歯の外にある場合、その原因を治療しない限り、どの方法で埋めてもまたすき間ができやすくなります。そのため、カウンセリングでは前歯だけでなく、全体のかみ合わせと歯ぐきも合わせて診ます。

前歯のすき間、正中離開

コンポジットレジン、ラミネートベニア、矯正はどう違う?

区分コンポジットレジンラミネートベニア矯正
適したすき間狭い中程度、色・形も変えるとき広く、歯の幅は十分
歯の削合ほとんどなし削らないか、エナメル質の範囲内で最小限なし
期間たいてい当日当日〜約2週間(ブリネイトの場合)軽い場合は数か月
限界変色しやすく、セラミックより弱い広いすき間は歯が横に大きく見える期間がかかり、保定装置が必要

3つのうち、いちばん良い治療というものはありません。すき間の大きさと歯の幅、何を守りたいかによって変わり、2つを順番に組み合わせることもあります。

コンポジットレジンはどんなすき間に向いている?

すき間が狭く、色と形をそのままにしてよいときです。3つの中で歯に最も手を加えない方法で、前面を大きく削らず当日に終わることが多いです(前歯のコンポジットレジン)。ただし、レジンは固まる際に収縮して微細なすき間ができ、そこから色素がしみ込んで変色することがあります。またセラミックより弱いため、歯ぎしりや前歯でかみ切る習慣があると寿命が短くなります。

ラミネートベニアはどんなすき間に向いている?

すき間と一緒に色と形も変えたいときです。歯が内側にあってスペースが余っていれば、削らずにのせることができます。ただし、すでに幅の大きい歯に厚みを加えて広いすき間を埋めると歯が横に大きく見え、歯が前に出ている場合はのせません。削らずに貼る条件はすき間のある前歯、削らずに貼れる?にまとめました。

矯正で閉じるべきすき間は?

歯の幅は十分で、すき間だけが広いときです。埋めるのではなく歯を動かすので、歯が大きく見えない代わりに期間がかかります。軽いすき間なら数か月で済むことが多いです。前歯だけを寄せる場合は部分矯正、かみ合わせまで見る場合は範囲を広げます。寄せた後に歯が小さく見える場合は、そのときに最小限のコンポジットレジンやラミネートベニアで整えることもあります。クラウンは削る量が多いため、すき間だけがある歯にはおすすめしません。

ウォンジン歯科ではこうしています

原因と幅、歯の位置を診たうえで3つを選び分け、そのうちの1つを押しつけることはしません。ブリネイトは1本あたり33万ウォン(ベーシック)から99万ウォン(プラチナ)まで、部分矯正MTAは180万ウォン、コンポジットレジンは部位によって10万〜30万ウォンです(2026年9月時点、美容治療は付加価値税込み)。詳しい料金は診療費一覧にあります。予算だけで3つを選び分けることはせず、今の歯をどのくらい残せるかを先にお伝えします。

よくある質問

前歯のすき間、そのままにしておくともっと開きますか?

原因によって違います。歯周病で歯が押されている場合や奥歯が抜けた場合は、だんだん開いていくことがあるため、原因の確認が先です。

矯正で寄せた前歯が、また開くこともありますか?

保定装置を使わないと、また開くことがあります。寄せた後に前歯の裏側に固定式の保定装置を貼りつけるケースが多いです。

コンポジットレジンで埋めたすき間を、後からラミネートベニアに変えられますか?

可能です。既存のレジンを取り除いた後、歯の状態を見てラミネートベニアを計画します。

前歯のすき間を埋めたコンポジットレジンはどのくらいもちますか?

決まった期間はありません。色素の多い食べ物、前歯でかみ切る習慣、歯ぎしりがあると変色や破折が早く起こることがあるため、定期的に整えて確認します。