インプラントの表面はなぜ種類ごとに違うのですか?

表面を粗くしたりコーティングを加えたりするのは、骨がくっつく面積を広げ、初期の反応を早めるためです。インプラントのネジ(フィクスチャー)は歯槽骨の中に埋める柱で、その外側の面に骨がくっつく過程をオッセオインテグレーション(骨結合)といいます。表面が主に変えるのは「最初にくっつく速さ」で、くっついたあとの結果を順位のように分けるものではありません。

診療室では「どうせなら一番高いものにしたほうがよくくっつきますよね?」という質問をよく受けます。私は表面を、グレードではなく骨の状態に合わせて選ぶ選択肢と考えています。高価な表面が、必ずよりよくくっつく表面というわけではありません。

インプラントの種類ごとのネジの表面

表面の種類によってどんな違いがありますか?

製品によって名前は違っても、表面は大きく3つに分けられます。

表面作り方主に検討する場合
粗い基本の表面粒子を吹き付け、酸で腐食させてざらざらにする骨が十分にあり、待つ余裕があるとき
親水性の表面イオンなどを加えて血液がなじみやすくする抜歯した日にすぐ埋める場合や、骨質が弱いとき
生体活性コーティングの表面ハイドロキシアパタイトなど骨の成分に近い薄い層をまとわせる骨密度が低い場合や、初期固定が心配なとき

粗い基本の表面は長く使われてきたため、長期のデータが多く蓄積されています。くっつくまでに少し時間がかかることがありますが、時間がかかるから弱い表面というわけではありません。親水性・コーティングの表面でどのくらい早くなるかは人によって異なるため、私は数字で断定しません。

どんな場合に表面選びが重要になりますか?

骨が弱い場合や回復が遅い条件のときに、初期のくっつきを助ける表面を検討します。

  • 抜歯した日にすぐ埋める即時埋入
  • 上顎の奥歯のように骨密度が低い部位
  • 骨移植を同時に行い、初期固定が弱いとき
  • 糖尿病など全身の状態により回復が遅いとき

このような場合でも、表面は補助的な手段です。初期固定がまったく得られなければ、表面を変えてもすぐには埋めず、骨を補ったり待ったりしてから埋めます。骨が不足している場合についてはインプラントの骨移植の記事で詳しく取り上げました。

表面より先に見るべきことは何ですか?

埋める角度と深さです。骨の厚みと高さ、隣の歯との距離、神経と上顎洞(上顎の奥歯の上にある空洞)の位置、歯ぐきの炎症が、角度と深さを決めます。この計画がずれると、どんな表面を使っても結果が不安定になります。

製品名が結果を左右するかどうかは、インプラントの製品名の記事に別にまとめました。

ウォンジン歯科ではこのように進めます

私はパノラマと三次元(CT)画像で骨の量と神経・上顎洞の位置をまず確認し、角度と深さを決めてから表面を選びます。骨が十分であれば基本の表面にし、骨が弱い場合や即時埋入が必要な場合にだけ、初期のくっつきを助ける表面を使います。骨に余裕があるのに、価格だけを上げて表面を変えることはしません。

項目費用
オステムインプラント SA300,000ウォン
オステムインプラント BA500,000ウォン
オステムインプラント SOI800,000ウォン
単純な骨移植 / 複雑な骨移植150,000ウォン / 300,000ウォン

2026年9月時点の料金で、条件が合えば保険(韓国の健康保険)適用のインプラントも可能です。そのほかの項目は診療費一覧でご確認いただけます。

よくある質問

表面がよければ、インプラントの寿命も長くなりますか?

寿命は表面よりも、埋めた位置、歯ぐきのケア、噛む力、定期検診によって大きく左右されます。骨にくっついたあとは、インプラント周囲の炎症を防ぐケアのほうが重要です。

骨にくっつくまでどのくらい待ちますか?

一般的に、下顎は2〜3か月、上顎は3〜6か月前後待ちます。表面によって少し早まることもありますが、骨の状態と骨移植の有無のほうが期間を大きく左右します。

糖尿病があってもインプラントはできますか?

血糖がよくコントロールされていれば、可能な場合が多いです。回復が遅くなることがあるため、初期のくっつきを助ける表面を検討し、歯ぐきの炎症と骨密度もあわせて確認します。

インプラントの種類が違うと、あとで修理が難しくなりますか?

韓国国内で広く使われている製品は部品が比較的手に入りやすく、ほかの歯科医院でもネジの締め直しや補綴物の交換ができることが多いです。最初に治療を受けた製品名と規格を記録しておくと役立ちます。