歯みがき、どの方法が正しいのですか?
大人には、歯肉の境目をみがくバス法をいちばんおすすめしています。むし歯と歯周病の原因である細菌の膜(歯垢)がいちばん多くたまるのが、歯と歯肉が接する境目だからです。
- ブラシの毛先を歯と歯肉の境目に当て、歯肉側に45度傾けます。
- 毛先が歯肉のすき間に少し入るようにしたまま、その場で小刻みに10回ほど震わせるように動かします。
- 最後に、歯肉から歯の先端の方向へかき出します。
- 歯ブラシの幅ぶん横へずらし、重なるように繰り返します。
力は、毛先が曲がらない程度で十分です。強く横にこする歯みがきが、歯の首の部分をすり減らし、歯肉を下げるいちばん多い原因です。
歯みがきの順番はどうすればよいですか?
毎回同じ順番でみがくと、みがき残しがなくなります。みがき残しが多いのは、下の前歯の内側、いちばん奥の奥歯の後ろ側、上の奥歯の頬側です。
- 上の右側の外側の面 → 上の左側の外側の面
- 上の左側の内側の面 → 上の右側の内側の面
- 下も同じ順番で
- 噛む面は前後にこすって溝をみがく
- 前歯の内側は歯ブラシを縦にして上下に
- 最後に舌の奥
お口全体をこのようにみがくと、2〜3分かかります。最初はスマートフォンのタイマーを使うと役立ちます。
歯みがきは1日何回、いつするのですか?
1日2回以上で、そのうち寝る前の歯みがきがいちばん大切です。寝ている間は唾液が減り、細菌がいちばん活発になるからです。よく言われる「3-3-3」(1日3回、食後3分以内に、3分間)は、習慣をつくるための標語と考えてください。
食後すぐにみがいても、ほとんどの場合は問題ありません。ただし炭酸飲料、フルーツジュース、酢の入った料理のように酸の多いものを食べた直後は歯の表面が弱くなっているので、水でゆすいで30分ほどたってからみがくのがよいです。
歯ブラシと歯みがき粉はどう選べばよいですか?
| 項目 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 毛の硬さ | やわらかめ〜ふつう | 歯肉と歯の首の部分のすり減りを防ぐ |
| ヘッドの大きさ | 小さいもの(奥歯2本分の幅) | いちばん奥の奥歯まで届く |
| 交換の目安 | 約3か月、毛先が開いたらすぐ | 開いた毛先は汚れを落とす力が落ちる |
| 歯みがき粉 | フッ素1,000ppm以上 | むし歯予防の効果 |
| すすぎ | 1〜2回軽く | フッ素がお口の中に残るように |
歯ブラシだけでは、なぜ足りないのですか?
歯ブラシは歯の面の約60%ほどしかみがけず、歯と歯の間にはほとんど届きません。そのため1日1回は、デンタルフロスや歯間ブラシを一緒に使う必要があります。歯と歯の間が狭ければデンタルフロス、すき間があれば歯間ブラシが合っていて、使い方は歯間ブラシの入れ方にまとめました。手が不自由な方や被せ物が多い方は、ウォーターピックの使い方も参考にしてください。ウォーターピックはデンタルフロスの代わりというより、補助として使う方がよいです。
ウォンジン歯科ではこのようにしています
スケーリングや検診のとき、私は歯石が繰り返したまる場所をお示しします。いつも同じ場所に歯石があるなら、そこが歯ブラシの届いていない場所です。歯の首の部分がすり減っていれば、歯ブラシの力と方向を変えていただくようお伝えします。スケーリングは満19歳以上で年1回健康保険(韓国の健康保険)が適用され、保険外(自費)の場合は6万ウォンです。
よくある質問
電動歯ブラシは手みがきの歯ブラシより良いのですか?
回転式の電動歯ブラシの方が細菌の膜を少しよく落とすという研究がありますが、その差よりも、みがく位置と時間の方が大切です。手の力の加減が難しい方や、矯正中の方には役立ちます。電動歯ブラシも歯肉の境目に当てて、1本ずつゆっくり移動させる必要があります。
デンタルフロスは歯みがきの前にするのですか、後にするのですか?
デンタルフロスを先に使ってから歯みがきをすると、歯と歯の間から出てきた汚れを一緒にみがけて、フッ素も歯の間まで届きやすくなります。ただし順番よりも、毎日することの方がはるかに大切です。
歯みがきのときに血が出たら、そっとみがくべきですか?
出血はほとんどが歯肉の炎症によるものなので、むしろその部分をやさしく丁寧にみがくことで良くなります。1〜2週間しっかりみがいても出血が続く場合は、歯石が原因のことがあり、スケーリングが必要です。
舌も毎日みがくべきですか?
舌の奥の舌苔は口臭のよくある原因なので、1日1回みがくのがよいです。歯ブラシより舌クリーナーの方がえずきにくいです。方法は舌クリーナーの使い方をご覧ください。

