歯医者が怖いのは、よくあることですか?
はい、とてもよくあることです。歯医者に行く前に緊張する程度ならほとんどの人が経験し、予約を先延ばしにしたり避けたりするほどの歯医者恐怖症も、研究によって差はありますが、大人の10人に1〜2人ほどと報告されています。診療室で「恥ずかしくて言えなかった」という話をよく聞きますが、恥ずかしがることではありません。
問題は、怖くて先延ばしにしている間に治療が大きくなることです。小さなむし歯が根管治療に、歯ぐきの炎症が抜歯につながると、治療はより長く、つらいものになります。
歯医者はなぜこんなに怖いのでしょうか?
原因がわかると、対処法が見えてきます。たいていは次のうち1つ以上が重なっています。
- 以前の痛かった経験:特に子どもの頃の記憶は長く残ります。
- 自分でコントロールできない感覚:横になって口を開けたまま、何が起きているのかわかりません。
- 音・におい・振動:器具の音を聞くだけで体がこわばります。
- 注射と吐き気:針への恐怖、型取りや器具がのどに触れたときの嘔吐反射です。
- 叱られるのではという心配:長く行っていなかったため、口の中を見せるのが恥ずかしい。
歯科の麻酔注射は、とても痛いですか?
ほとんどはチクッとする程度で、注射の前に塗る表面麻酔と、麻酔液をゆっくり入れる方法でさらに軽くできます。麻酔液が速く入るときの圧力が痛みの大部分を占めるため、速さが大切です。
炎症がひどい歯は、麻酔が効きにくいことがあります。治療中に痛いときは我慢せず、合図をしてください。麻酔を追加したり、少し休んだりすれば大丈夫です。麻酔がよく効くかどうかは、我慢する力ではなく条件の問題です。
怖い人は、どうやって歯医者に行けばいいですか?
小さく分けて、あらかじめ知ってから行くことがポイントです。
- 予約のときに伝える:「歯医者がとても怖い」と前もって伝えておくと、時間に余裕をもって予約できます。
- 初日はカウンセリングだけ:検査と説明だけを聞いて、治療は次回でもかまいません。
- 中断の合図を決める:左手を上げたら止める、と約束します。いつでも止められるとわかっているだけで、緊張は大きく和らぎます。
- 説明を聞きながら進める:「これから水が出ます」「振動があります」のように、次の段階を前もって言ってもらうよう頼んでください。
- 簡単な治療から:スケーリングや小さなむし歯のような短い治療で、「思ったより大丈夫だった」という経験をまず積みます。
- 体調のよい時間に:よく眠れた日に、軽く食事をしてから来院してください。
鎮静治療・睡眠治療が必要になるのはどんな場合?
上の方法でも治療を始めるのが難しいほど不安が強い場合や、長時間かかる手術を受ける場合に検討します。薬で緊張をほぐす鎮静法は、意識がある状態で行うことが多く、全身麻酔とは異なります。歯科医院によって提供している方法や安全基準が異なるため、受けられるかどうか、付き添いが必要かどうかをカウンセリングのときに確認してください。
日常生活に支障が出るほどであれば、精神科(心療内科)での認知行動療法が歯医者恐怖症に役立つことが知られています。
ウォンジン歯科ではこのように進めます
歯医者が怖いとおっしゃる方には、私はまず検査結果をお見せし、急ぐものと先に延ばしてもよいものを分けてご説明します。急がない治療は今すぐしなくてもよいとお伝えするのも、私の仕事です(しなくてもいいとお伝えする理由)。診療中は中断の合図を決め、各段階で何をするのかをお伝えしながら進めます。
よくある質問
吐き気がひどいのですが、型取りや治療を受けられますか?
嘔吐反射があることを前もって伝えていただければ、姿勢、呼吸法、材料の量を調整して、ほとんどの場合は進められます。鼻でゆっくり呼吸すると楽になります。反射がとても強い場合は、何回かに分けて進めます。
長く行っていなかったので、口の中の状態が恥ずかしいです。
歯科医師は口の中の状態を評価するのであって、人を評価するのではありません。長く先延ばしにしてきたほど、今来院することがいちばん早いタイミングです。状態を正直に話していただけると、計画が立てやすくなります。
痛いときだけ行くのではだめですか?
痛いときにはすでに神経の近くまで進んでいることが多く、治療が大きくなり、麻酔も効きにくいことがあります。痛みがないときに受ける検診とスケーリングのほうが、かえって怖くない経験になります。急な痛みがある場合は歯の痛みがひどいときの対処法を参考にしてください。

