矯正の種類ごとの期間はどのくらい?

矯正の期間を決めるのは、装置の種類よりも歯をどれだけ遠くへ動かすかです。診療室では「何か月で終わりますか?」という質問を最もよくいただきますが、一般的な範囲は以下のとおりです。

矯正の種類通常の期間主に当てはまるケース
部分矯正3〜8か月前歯数本のねじれ・すき間
マウスピース矯正(軽い歯並び)6〜12か月軽い八重歯、小さなすき間
マウスピース矯正(中程度の歯並び)12〜24か月上下全体の歯並びを整える
全体矯正(非抜歯)12〜24か月抜歯せずに噛み合わせまで整える
全体矯正(抜歯)18〜30か月抜歯してスペースを閉じる矯正

矯正の期間が長くなる理由は?

期間を最も大きく延ばすのは、移動距離と抜歯の有無です。抜歯をすると、そのスペースを閉じるのに通常数か月多くかかります。理由は矯正で抜歯をする理由にまとめています。

  • 上下の顎の骨の大きさや位置が合っていない骨格の問題
  • 歯ぐきと歯槽骨(歯を支える骨)が弱く、かける力を弱くする必要がある場合
  • マウスピース矯正の装着時間不足、顎間ゴムの未装着
  • ブラケットが外れたまま長く放置したり、予約を頻繁に延期したりする場合

矯正の期間は短くできますか?

強い力をかけて大幅に短くする方法はありません。歯は、骨が片側で吸収され、反対側で新しくできることで動きますが、通常は1か月に1mm前後が安全な速さです。それ以上急ぐと、歯根が短くなったり歯ぐきが下がったりするリスクが大きくなります。

現実的に期間を短くする方法は2つです。お悩みが前歯だけであれば範囲を絞って部分矯正を行うこと、全体矯正であれば装着時間と予約を守って計画が延びないようにすることです。

矯正中、歯科にはどのくらいの頻度で通いますか?

ブラケット矯正は通常4〜6週間ごと、マウスピース矯正は6〜10週間ごとに通います。マウスピース矯正は装置の交換をご自宅でご自身で行うため、通院の間隔が長くなります。

種類通院間隔通院時に行うこと
ブラケット矯正4〜6週間ワイヤーの交換・調整、外れの確認、顎間ゴムの説明
マウスピース矯正6〜10週間移動の確認、次の装置のお渡し、アタッチメントの点検
保定期間3〜6か月、その後6〜12か月保定装置の状態と歯の位置の確認

矯正を始めた直後と仕上げの段階では、間隔がさらに短くなることがあります。たとえば2年間のブラケット矯正なら、通院はおよそ20回前後です。

矯正の予約を何度か延期するとどうなりますか?

1〜2回延期したからといって大きく崩れることはありませんが、その分全体の期間が後ろにずれます。ブラケットが外れたまま長く放置すると、その歯だけが別に動いてしまい、元に戻すのにさらに時間がかかります。日程が難しい場合は、事前にご連絡いただき、近い日に変更してください。

ウォンジン歯科ではこのように進めます

矯正診断の際、予想期間をひとつの数字ではなく範囲でお伝えします。歯の動き方は人によって異なり、途中で調整されることがあるためです。ウォンジン歯科の矯正には、全体矯正(クリッピーC、セルフライゲーションブラケット)、マウスピース矯正(セラフィン)、部分矯正(MTA)があり、矯正は矯正科のキム・ソヨン院長が担当します。

大人の矯正が気になる方は、大人になってからでも矯正できますか?もあわせてご覧ください。

矯正が終わったあと保定装置をどのくらい使うかは、矯正後の保定装置の期間に別にまとめています。

よくある質問

矯正が終わるタイミングは誰が決めますか?

最初に立てた目標の位置と噛み合わせに到達したかを見て、矯正担当医が決めます。見た目には整っていても、上下の噛み合わせが十分に合っていなければ、数か月さらに仕上げることもあります。

矯正中に引っ越しや留学をする場合はどうすればいいですか?

別の歯科医院で引き続き治療することは可能ですが、装置や計画が異なるため、新たに診断を受ける必要がある場合が多いです。出発の時期がわかっていれば、始める前にお伝えいただくと、期間と方法をそれに合わせて計画できます。

保定装置の期間も矯正の期間に含まれますか?

通常、矯正の期間は歯を動かす期間だけを指します。保定装置はその後に別に、ずっと長く続きます。詳しい装着期間は保定装置の記事で取り上げています。